知人から聞いた話。コロナに罹患し、指定されたホテルで数日間隔離生活となりました。港区内APAホテルです。室内の湿度が20%。浴槽に水をはり、かつ、濡れタオルを室内に干し何とか湿度を確保したそうです。厚生労働省や東京都はコロナ患者を隔離するホテルの湿度について一定水準を維持するよう指導すべきです。
私は1998年東京都庁の依頼で、インフルエンザ予防対策マニュアルを作成しました。室内気候について、22度(高齢者はやや高めがよい)、湿度は40~60%としました。ウィルスは乾燥を好み、乾燥していると、ウィルスは空中を浮遊し、飛散し、感染を拡大する恐れがあります。
コロナ患者を単に隔離すればよい、ということでなく、室内環境を一定水準にした上で隔離する方策をとらなければいけません。室内気候に意識が欠如しているのは危険です。