Dezeenというイギリスを中心とする建築専門誌があります。その中に求人広告も掲載されています。目を引いたのは名門大学の一つカリフォルニア州立大学のバークレー校建築学部の助教授募集の広告です。応募の際、履歴書、実績証明書類の提出は当然ですが、さらに応募者が「ダイバーシティ」(多様性)、「イークイティ」(公平性)、「インクルージョン」(包摂性)についてどう考えているか書きなさいと要求事項があります。ついに出たかと言う印象です。
日本の大学、企業、公務員試験でも、採用の際必ず要求すべき項目です。特に男性に対し「私はセクハラ行為をしません、パワハラ行為をしません。」と誓約させるのも一つの手です。さらに、日本の大学教授の一部にはアルバイトが過ぎる方がいます。また、マスコミも愚かだから「大学教授」と言う肩書、権威に拘り、テレビなどにコメンテーターで出演させます。極端に週一回出講し、後はアルバイト三昧と思われる教授もいます。アメリカの大学教授は教育、研究に専念ですから、アルバイトはほとんどできません。アメリカのテレビで、コメンテーターは民間企業の専門家、専門のコンサルタントなどです。大学教授採用の際、「アルバイトしません。」と誓約させるのも大切です。日本の大学の評価が低い理由の一つです。