東京女子医大ガバナンス問題、日本の大学のガバナンスの問題

2024年8月3日読売新聞朝刊に東京女子医大、理事長に資金還流かと報道されました。入試や人事で「寄付」を強いて、第三者委員会の報告で「公正かつ適切なものとは到底評価できない」と結論です。岩本絹子理事長の懐にこうしたお金が還流したとのことです。情けないの一言。理事会、教授会で問題が指摘されなかったのか、改善されなかったのか、日本の最高学府にいる方々の常識は幼稚園児以下ということです。最近では日大の田中理事長の不正、東京医科大学の女子受験生を差別する不正が明らかになりました。欧米の大学では、「公正」に運営し多様性に配慮した統治をしなければ大学自体の評価が下がります。アメリカではハーヴァード大学ではハイチ出身の黒人女性が昨年学長に就任しました。(もっとも中東問題に関する発言で辞任しましたが)コロンビア大学ではエジプト出身の女性が学長に就任しました。イェール大学では女性学長が誕生。能力主義です。日本の主な大学ではいいまだに男性老人が学長で、おそらく、明治時代の大学の発想で大学を運営し、女性を排除し、他大学出身者を排除し、外国人を排除しといった状況です。世界を見据えた立派な理事長、学長が現れることを期待しております。

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