川崎ストーカー事件、やる気のない公務員の事例

多くの公務員はまじめに仕事をしていると思います。残念ながら一部に、仕事に対しての意識の低い人物がいるのも事実です。私の体験です。

事例1 40年も前の話です。麻布警察署にある事件の被害届を出しました。刑事課のカウンターで受付は高齢の私服警察官でした。その方の名前も確認しました。数か月放置されました。おそらく3か月か4か月かそれ以上だったか事情聴取の連絡がありませんでした。業を煮やし麻布警察署長(たしか橋本さんという名前でした)に直訴しました。すると刑事課長が自宅に来られ、謝罪とすぐ対応しますとのことでした。

事例2 港区長時代の事例です。当時のブッシュ大統領夫妻が来日、ご婦人は小学校を視察したいと噂が流れてきました。私は内心港区内の小学校に来ていただけるとありがたい、子供たちにとり大統領夫人と握手したり会話したら一生の思い出となるだろうと思いました。残念なことにご婦人はお隣の中央区の小学校へ視察となりました。すると上田助役は「大統領夫人が港区に来なくてよかったですね」と私に語りました。つまり準備などで余計な仕事をしたくない、子供の将来より自分が余計な仕事をしたくない、ということでした。この程度の意識の人物が港区の助役だったのかと、私は腹の中で怒りました。

事例3 ある政策立案のプロセスを知りたいと思い板橋区に電話しました。電話に出た若い職員は「ホームページに書いてあることを読んでください。来ても無駄です」と返答。本来であれば「板橋区の政策に関心をお持ち下さりありがとうございます。何なりと説明させていただきます。」が正解です。

 同様、練馬区の都市計画課長に電話し、「街づくり条例の政策立案のプロセスについて教えてほしい」と頼んだところ、「専門書にかかれていること以外は説明できません。」でした。本来「練馬区の政策に関心を持っていただきありがとうございます。政策形成プロセスの苦労話など説明させていただきます。」が正解です。

事例4 港区長時代、ある職員から「以前、区民の声を聴く会を開催し、議事録メモは捨てました。聴くふりをしていただけです。」とのことで驚きました。私は「区長への手紙」に対しては、M広報課長に自らの考えを伝え、全てに回答を指示しました。

 当事者意識に欠けた職員がいるのは事実です。こうした職員を指導できない上司がいるのは残念です。特に警察は人権、人命に関わる仕事ですから丁寧な対応が必要です。

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