アメリカの郊外型大型ショッピングセンターの閉鎖、増加傾向

私が初めてアメリカに留学したのが20歳の1969年。大学が始まる前にホームステイした友人が、車で高速道路を使い郊外の大型ショッピングセンターに私を連れてゆきました。その巨大さ、あふれんばかりの商品、建築のきれいさに圧倒されました。1974年、2度目のアメリカ留学(ライス大学建築大学院)で、郊外型ショッピングセンターが設計課題でした。両サイドに大型デパートや映画館、それをつなぐ幅20メートル、長さ1キロメートルのショッピングモールが設計のポイントでした。日本にまだ事例がないので、雲をつかむような内容の設計課題でした。

帰国後、日本でも郊外型のショッピングセンターが増え、もともとあった駅前の中心市街地の商店街はすたれてゆきました。今でも、その傾向は続いています。

先日ニューヨークタイムズを読み驚きました。アメリカの郊外型ショッピングセンターで空き店舗が増えどんどん閉鎖されているとのことです。いずれ、日本でもと心配しました。ショッピングセンターで40%以上の小売店舗が空き家状態のショッピングセンターは20%もあるとのことです。

 

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