山梨県塩山地域の国宝、重文の伝統建築の視察

伝統建築を勉強する仲間と山梨県の塩山地域のある国宝、重要文化財の社寺、民家を見学しました。大善寺本堂(国宝)、清白寺仏殿(国宝)、窪八幡神社本殿(重要文化財)、恵林寺四脚門(重文)、旧高野家住宅(重要文化財)の5件です。

大善寺本堂は鎌倉期に造営され、鎌倉期を代表するお堂です。北條家、武田家などその時代の有力者の支援で建立、再建されました。屋根は檜皮葺き。内部に薬師如来像と月光菩薩像、日光菩薩像の3体が安置されています。月光菩薩と日光菩薩はブドウの枝を持っています。

清白寺仏殿は室町時代の建立。屋根は裳階(もこし、庇のような物)を付けています。禅宗様の典型的な造形です。東京の東村山に正福寺という都内唯一の木造の国宝建築がありますが、ほとんどそっくりと言ってもよいと思います。

窪八幡神社本殿は室町時代の再建です。形式は十一間社の流造、檜皮葺、三間社流れ作りが間に一間を置き並列し、十一間の形式である。日本で最大の流造です。鳥居は日本最古です。その他、本殿に続く石橋、拝殿など重要文化財の建物が配置されています。

恵林寺は夢窓国師が開いた寺で、武田信玄の墓所がある寺です。山門は太い柱が朱で塗られ、ひときわ目立つ建物です。広い境内に美しい庭園があり、夢窓国師が作りました。禅の思想を表現した庭園です。桜の時期でしたので桜が咲き誇っていました。

高野家住宅は、江戸時代、薬用植物「甘草」を栽培し、幕府に納めていた高野家の住まいで重要文化財です。切妻屋根の中央部に二段の突き上げ屋根が大きな特徴としてあり、採光、通風目的です。場所は塩山の駅前です。

日帰りで5件を見学しました。山梨の歴史と文化のすばらしさを堪能する勉強会でした。山梨はブドウ栽培が有名ですが、数年前のジョージア大使(旧グルジア)から聞いた話、山梨のブドウの原木はジョージアから持ってきたとのことです。ジョージアのブドウ栽培は9000年前からだそうです。

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