福岡県議会元議長が、実力者に議長ポスト就任にあたり関係者の支援を得るための活動資金として大金を要求され渡したと公表しました。渡されたと言われる相手(議会の実力者)はその発言を否定しました。7月8日の新聞報道で、元議長吉松氏は、議長就任に際し自民党幹部に2000万円渡したとのことです。また、7月11日の新聞報道で、元副議長江藤氏は副議長就任前に自民党幹部に800万円渡したとのことです。7月12日の新聞報道で、議長選出に際し長年「多額の金」が必要という慣習があったとのことです。渡した相手は蔵内氏で福岡県議会の親分と言われている人物だそうです。ポストを金で買うという情けない福岡県議会の実態で情けないことです。福岡県議会のレベルはこの程度か、ということで情けないことです。大阪府知事、市長を勤めた弁護士、評論家橋下氏も選挙の前に2000万円を要求され、値切って1000万円を実力者に渡したと発言がありました。
自らの体験です。運命のいたずらで2000年から1期2004年まで港区長を勤めました。新聞報道などで選挙に金がかかるという知識を持っていました。一例ですが、1993年のゼネコン汚職で逮捕された茨木県知事は議会の実力者に8000万円渡す必要があったとのことです。私は、2000年6月の区長選を前に当時の菅谷区長から「後継者として出馬して欲しい」「今出馬しようとしている区議が区長になると区長室が談合部屋になる、助けて」と哀願されました。
私は「小規模設計事務所の社長で金はありません」とたかられないよう(実際そんな金はありませんが)釘を刺しました。当選後、菅谷氏から聞いた話「最初に出馬する際、地元の有力代議士大塚氏(元建設大臣)に4000万円選挙の取りまとめしてもらうため渡した」とのことです。法定選挙費用は800万円です。次の区長選挙で私が自分の意思で出馬する際には、4000万円を選挙に仕切りやさんに渡さなければならなと認識しました。学歴も知識も実績もない人物が金でポストを得て、威張り散らし、利権荒らしをすることは想像できます。私は3度の留学で世界最高の指導者から世界最先端の知識を授けられました。最初の留学は1969年アメリカ、オハイオ州のThe College of Wooste、年間授業料は現在6万1千ドル(1ドル150円として915万円)早稲田大学の奨学金をいただきました、2度目は1974年ライス大学建築大学院にアメリカ政府の全額支給の奨学金で留学しました。年間授業料は現在5万7千ドル(855万円)です。1971年スウェーデンの留学では設計事務所でインターンをし給与をいただきました。ライス大学の指導教官ピーター・ロウ氏その後ハーヴァード大学大学院長に就任、修士号審査教授はアデール・サントス女史(その後MIT大学院長に就任)、スウェーデンではスウェーデン・インテリア建築家協会長を務めたカール・クリスティアンソン氏が指導者です。自ら金額にして相当な投資をしました。博士論文の審査教授は都市計画の日本のリーダー横浜国立大学小林重敬教授。世界中にネットワークを持っています。今さら金を誰かに渡してポストを得ようなど考えません。出版は20冊(共著、翻訳含め)、小論400本(うち学会の審査付き論文は国内7本海外9本)の実績があります。福祉、医療、教育分野など様々な分野で論文を書いています。
港区長時代、噂で聞いた話(港区政の事情通の方から)です。「以前、議長になりたい方が有力者に金を渡した」と耳にしました。また、「2000年、港区長選挙に出馬しようとした区議は某開発業者から3000万円調達してもらったそうです。」一方、「当時の港区議会の親分は5000万円で区長選挙を仕切る腹積もり」だったそうです。恐ろしい話です。私の場合、①突然だったこと、②哀願され出馬するという立場、③金を持っていないと釘を刺したこと、④私自ら公正に選挙をして下さい、会計は明朗にと注文を出したこと、で好ましい選挙戦だったと思います。選挙を仕切って下さった自民党の幹事長曰く、「区長選で会計帳簿を付けたのは初めて」だったとのことです。一期で退任しました。大金を調達し選挙に出ることは私の価値観に反するとの判断が理由の一つでした。出馬しない理由を多くの方から尋ねられましたが、なかなか本当のことを言えません。他にも理由はありましたが。