ブルガリア国際建築アカデミー大会その2、

1 ブルガリアの国際建築アカデミーの大きな特徴は、3日間で世界中の指導的建築家の講演を聴けることです。また、個人的に会話ができることです。日本の建築学科の学生、若手建築家は是非参加すべきです。

2国際建築アカデミー会長ストイロフ氏は1967年から1972年の間ソフィア市長、その後、建設大臣、国際建築家協会(UIA)会長を歴任した大物。ストイロフ氏からソフィアの市長を紹介したいと、市長室へ連れてゆかれました。市役所は警察車両で厳重に警備、市役所の受け付けは警察官。空港と同様、金属探知機が通路の設置。市長は50代の金髪の女性。元教師。ストイロフ氏曰く「原田さんは東京の都心部で市長を務めた堅田から、市長の顧問として採用しなさい」と。大変光栄な発言。ホテルに戻り、ブルガリアの友人に話したら「市長は人気ある方、この10月に選挙で再選されるから顧問に就任したら面白い」、別のブルガリアの友人「原田さんが顧問に就任したら、最初にやる仕事は市役所幹部全員を解雇すること、みな腐っている」一瞬おいて、「すると原田さんは暗殺されるかもしれない」、また、一瞬して「しかし、原田さんは外国人で目立つから暗殺はされないだろう」と。様々な意見がありました。日本の高度成長の時のように地方からの人口流入の問題、雇用がない問題、インフラ整備の問題などあるようです。市長室のインテリアは共産主義のデザイン。

3ソフィアの市議会議員をした方と会話しました。市議会議員は報酬なし。ボランティアです。審議は自由に意見を交わしたり質疑をするのでなく、行政から提案のある議案が次から次へと出され、機械的にYESかNOかの意志表示をし採決するだけ。市役所に様々提案したが、受け入れられず、議論も退屈で、ばかげているので辞めたそうです。

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