元祖イクメン、父親、

イクメンという言葉が流行しています。男女共同参画社会を構築する上で必要な要素です。振り返りますと私の父は元祖イクメンでした。母から聞いた話。私のおむつの洗濯はかなりの部分父が担当したそうです。お風呂(当時は銭湯)も父親の係り。中学生の頃まで洗濯機はありませんでしたので、洗濯は父親の担当でした。特に日曜日は。母は生花作家。大きな展覧会があると、母が生花の材料を入手するのに手伝い運ぶ担当でした。(当時車は高根の花、車を手配できませんでした)また、母は武蔵野盲人協会で視覚障がい者の外出補助のボランティア活動を40年近くしておりました。ボランティアの日は、父親が自宅で一部家事をしておりました。

また、地方出張の際、小学生だった私を一緒に連れて出ました。大阪、奈良、福井など覚えております。出張先で打ち合わせの際は私をロビーで待たせ、打ち合わせが終わると、近隣を観光(視察)でした。これは、私も真似ました。国際会議の際、子供を連れ、会議中は日本語ガイドの観光バスに子供を乗せ、会議が終わると一緒に行動しました。

今思いますと、父親は元祖イクメンでした。父親は、職場では相当厳しい上司だったようです。たまに日曜日突然自宅を訪れた部下が父親が洗濯している姿を見てびっくりしたようでした。あのおっかない上司を動かす奥さんはどんな上手の人なのかしら…と思ったようです。

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