番匠設計、小町和義氏の自作紹介の講義

先日、番匠設計の小町和義氏の講演を日本建築研究会で聴きました。氏は90歳ですが足腰、声もしっかりし年齢よりもはるかに若く感じられます。氏の祖父、先祖は高尾山薬王院の棟梁。氏は若い時は昼仕事をし夜間学校、現工学院大学に通い勉強しました。特に戦後、多摩地区を中心に寺院や伝統的様式で住宅の設計をしました。伝統様式を基本としつつもシェル構造などを活用し新たな様式の寺院を設計しました。こうした創作活動は見習うべきです。また、法隆寺や薬師寺のお抱え大工で著名な西山棟梁の所へ出向き自分で設計した寺の施工を依頼し、東日本で唯一の西山棟梁に仕事を実現させました。交渉力、積極的な活動も見習うべき内容です。90歳の建築家からたくさんのエネルギーをいただきました。

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