いざ鎌倉。何でも準備。

2000年6月(平成12年)突然頼まれ港区長に就任しました。区議会、区役所の職員も区民も、原田は建築設計事務所の社長をしていた人物、区長の仕事できるのか、教育、福祉、財政などわかるのか、と不安に思ったに違いありません。「安心して下さい。はいています」のセリフでありませんが、様々な仕事をしておりました。教育について、3度の留学、10年間の大学生活、英語の勉強などを通じ、教育には持論を持っています。さらに30代、アメリカのコミュニティカレッジなどの教育制度について小論を数本執筆していました。英語教育については港区内の中学校の教師や高校の教師より、自らの体験に基づく英語教育論を持っているという自負があります。

福祉について、30代、40代高齢者福祉を中心に小論、本を書きました。東京都高齢者事業振興財団の専門委員を17年務めました。福祉施設や高齢者向けの公共住宅の実施設計もしました。スウェーデン、アメリカで福祉施設の視察も相当しました。(自らアレンジしてです)東京都、厚生省の委託で高齢者施設のインフルエンザ予防対策マニュアルを執筆しました。東京都の老人研究所の行政評価のコンサルタントを務めました。

財政について。零細企業ですが、20年間事務所運営を通じ、資金繰り、融資の体験、バランスシート作成しました。平成12年から自治体の決算も複式簿記となりましたが、その段階では港区財政課職員より私のほうが財政報告書作成のプロと言ってもよいでしょう。特に、ニューヨーク市の財政破綻の1975年にアメリカに留学中で、自治体の財政破たんを体験したのは、港区役所の中では私のみでしょう。

行政評価について、上記のとおり、東京都の老人研究所の行政改革の提言書を執筆しました。行政評価のコンサルタントもしました。

地方自治について。アメリカに留学中、生活者の視点でアメリカの地方自治を体験しました。日本の地方自治他は大戦後アメリカから導入したものです。私のほうが本家本元で地方自治を体験しました。アメリカの地方自治については、特に建築、都市計画、環境アセスなどは留学中大学院で公式に勉強しました。

一般的な意味での政治体験は全くありませんが、上記のような勉強、体験、仕事を通じて、しかも、自ら報告書、提言書、新聞の論説記事など書きましたので、区役所の職員(細かい規定は担当職員や係長が熟知していますが)よりも私のほうが総論的には熟知しているという自負はありました。

いざ鎌倉、何でも仕事、勉強しておくことは大切です。いつか役に立ちます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です