港区長秘話61、トランプ大統領FAKE NEWS(偽ニュース)批判と港区長時代の体験

トランプ大統領はニューヨークタイムズとCNN放送を特にFake News(インチキ報道)と強面に批判しています。私は毎日ニューヨークタイムズを読み、CNNを見ておりますが。港区長時代、新人で人の好い原田に対する偽報道記事がありました。選挙運動の際、朝日新聞は「対立候補は区民団体が選んだ良い候補」、政治記者の署名記事の大きな記事で、相手候補の名前は5回登場、私の名前は1回、しかも私が建築家であるが故、建設業界が推したように受け取れるような内容の記事でした。私への取材はなし。相手候補は朝日新聞の記事をコピー、配布し事前運動していました。区長就任後、当該記者に抗議の手紙を送りました。2週間経過し返事がありません。たまたま朝日新聞のH社長は知り合いでしたので社長に直接報告。すると当該記者が上司に伴われて区長室に来訪。「しばらく出張で、原田さんの手紙に気が付きませんでした」と幼稚園児並みの弁解。私は「一方の側を取材し、私に取材せず記事を書くのは新聞記事作成の原理原則から外れている」と強く抗議しました。

2度目は最後の年の3月の本会議の質疑についての東京新聞の報道です。区長選間際で原田が立候補すると思ったのでしょう、共産党は原田の最初の選挙で政治資金規正法違反があったと質問しました。牽制球のような質問です。ところが東京新聞が共産党区議の発言通りの記事を書きました。これでは共産党の機関紙の赤旗と同じです。私への取材はありません。最初の選挙の時に推薦をいただいた団体名の誤記載でした。事務責任者と推薦団体が勘違いし、公式の登録名を間違えただけの形式的なミスです。読者からすれば「政治資金規正法違反の疑い」と大見出しがあれば「何か不正でもあったか」と驚いたことでしょう。私も驚きました。

次は退任を発表の際の毎日新聞の報道記事でした。「議会と関係が悪く」という種類の報道記事でした。これも私への取材はありませんでした。一方的なスタンスの記事でした。不正を徹底して追及された議員は私に不快の念を持ちました。一方で真面目に活動する議員から支援の声がありました。本当の事情は港区長秘話の1にすでに書きました。毎日新聞の東京支局長に区長室に来ていただき、「私に取材もなく一方的な記事は不適切。私は小学校の時、教科書で新聞は双方の意見を取材し公平公正に記事を書くと習った。当該記事はそうした手続きを経ず、一方の意見のみを書いている間違い記事だ」と抗議しました。すると支局長は逆ギレ。区長の「無礼な」抗議内容を新聞に書きたてると脅しともとれる発言をしました。

私は、かつて毎日新聞に2度論説記事を寄稿しました。朝日新聞に2度論説記事、20件コラムを寄稿しました。そのようなわけで、新聞に親近感を抱いておりましたが、当事者としてFAKE NEWSを体験しました。トランプならずともマスコミは結構いい加減と感じました。

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