豊田真由子代議士パワハラ、私が見聞きしたパワハラ

週刊新潮17年7月6日号で埼玉4区の豊田真由子議員の秘書、運転手に対するパワハラの記事に驚きました。テレビニュースで音声を聞きさらに驚きました。

私は、学生時代から「私」と発言。後輩にも「さんづけ」。「俺」「お前」などという言葉は使いません。港区長時代も区長室へ来訪する小学生にもゼネコンの社長にも同じ言葉づかい、背筋を伸ばし丁寧な対応しました。人により態度を変えることはもっとも卑しいことの一つと思っています。政治家という社会をリードする役割ですから人格も一定の水準が要求されます。今回の件、異常と思うと同時に、これまで類似例もあったなと思いかえしました。

港区長時代、共産党区議K氏は大声を出す、怒鳴る、凄むというスタイルでした。部課長はチジミ上がり、逃げ回りといった風でした。区長として敢然として立ち向かいました。怒鳴る姿は総会屋かヤクザかと見間違えるほど。マイクを独り占め。議長や委員長は発言時間を制限したり、怒鳴ったら、「静かに発言してください」と注意をすべきでした。また、その姿は「俺が裏の区長だ」と言わんばかり。また、もう一人、無所属のA氏、議会で助役などに面と向かって「バカ」と複数回発言。議会、議員としてふさわしくない言動でした。マッカーサー司令官が「日本の民主主義は幼稚園以下」と発言したそうですが、現実を見ると同感と言わざるを得ません。私はアメリカに2度留学し、友人などと議論に参加し、また、ニューヨーク市、ロサンジェルス市、ヒューストン市の議会を傍聴した経験からすれば、「いうべきことを言う。次に相手の主張を静かに聞く」さらに議論を深める、という議論の方法はさすが民主主義の国と思いました。教えてあげたい気持ちです。

私個人、パワハラ被害は仕事先の役人から何度かありました。発注者である某自治体の一般職からのパワハラ。まず、愛想がなく上から目線での言葉づかい。そして暴言。別の自治体の課長。同様。暴言。礼儀正しい公務員を多く知っていますが、パワハラ職員は当人が意識しているのかいないのか(おそらく意識がないのでしょう)マナー知らず。毎日接する若い警察官にも偉そうな口きくのがいます。将来、周囲から嫌われるでしょう。

私が責任者を務める専門家組織の長老のパワハラ。自らに面白くない発言があるとその会員に対し「おめー、てめー、出てけー!」。これには驚きました。困りました。上下関係でない水平組織であるにもかかわらずです。何度注意しても改善されません。パワハラは改善が困難なのでしょう。その人の人となりそのものなんでしょう。

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