東京オリンピック村、晴海の建築計画の課題、ウォーターフロントの特徴を活かせず。

2年前になりますが、東京都が中央区晴海の44ヘクタールの土地に6000戸の住宅を建設する計画案を発表しました。東京港のウォーターフロントの立地です。配置計画案を見て驚きました。風通し、眺望などの観点から問題アリの住棟の配置計画です。板状型の住宅を水辺と並行に配置し、擁壁を建てて地域を塞ぐ形です。

欧米のウォーターフロントの教科書、事例を見ると、建築の配置は水辺に対し直角です。水辺に対する眺望を確保、また、動線、風の通り道を十分確保するのが原則です。理論に反した配置計画の理由を理解できません。従来の伝統的な住宅団地の配置案です。東京都の担当局に優秀な職員が多くいると思いますが。

私はかつてアメリカのウォーターフロント学会の日本代表、優秀案の審査委員を務めたことがありますが、この案はオリンピックを記念する施設として評価するに難しいと思います。以前書きましたが、フランス、ミッテラン大統領の時代、パリの大事業で、歴史に残るすばらしい建築を創り、今や世界の観光名所になっています。そうした発想に欠けるのが残念です。

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