7月8日(土)慶応大学でイタリア文化センター、慶応大学、東京理科大学の共催で「持続可能な建築、都市」のシンポジウムが開催され出席しました。建築家の大御所、槇文彦氏の基調講演、ポーランド、ローマ、チェッコ、オーストリア、慶応大学教授、理科大学教授等の講演がありました。建築を「経済」、「環境」、「社会」の3分野の視点でとらえ、3分野がバランスよく混ざると持続可能な都市が形成されるという立場からの討論会でした。
私も建築の国際会議やフルブライト同窓会でのシンポジウムを開催した経験がありますので今回の国際シンポジウムの開催で多くの努力と困難があったろうと、主催者に敬意を表したいと思います。
また、都市を創るという点で、欧米と日本で体験から、欧米は政治主導の都市づくりと言えますが(ニューヨーク市やパリ市など)、日本では残念ながら政治主導の都市づくりができていません。政治家の多くは建築デザイン、都市デザインの素人で、かつ、関心がないようです。日本では建築家の発言力、情報発信力も弱いです。もっと頑張りましょう。