港区長秘話83、秘書の資質その2、コンピュータの情報漏れ

ある時、区長のコンピューター・システムの不具合が発生し、港区が契約しているコンピューターエンジニアに私が外出中に修理をしてもらうことになりました。区長室に戻ると2人のエンジニアが私のコンピューターに触っています。驚きました。秘書が立ち会っていません。2人のエンジニアは私のメールを全て盗み見したことでしょう。2人からすれば港区長がどのような通信をしているか興味津々でしょう。人事情報、お金の情報、その他政争、議会対策、銀座のママからのメール(これは実際ありませんが)などすべて見られたでしょう。幸い、こうした重要情報はコンピューター内にありません。

Y秘書は、修理に立ち会い、外部のエンジニアが区長の重要書類など盗み見ることがないよう見張るという意識が全くありませんでした。机の上にも書類が置いてあります。驚きました。別の時、部外者が会議中庁議室に乱入したことがありました。区長ゾーンに不審者が侵入しないよう門番のように見張るのも秘書の仕事です。注意力散漫、ボーッとしていたのでしょう。時々秘書室から笑い声が聞こえることもありました。緊張感欠如でした。

2日前私の事務所でコンピューターのシステム改善をしました。3人のエンジニアが来ました。私のデスクで30分程度、エンジニアが私のコンピューターを触っていましたが私は傍で立会い、部外者が私のコンピューターのデータを盗み見ることがないよう監視していました。セキュイリティ対策、危機管理の基本です。

もっとも、弊事務所では私の妻がシステム管理者なので全て通信をチェックされています。

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