ノーベル文学賞、カズオ・イシグロの授賞式ニュースを見て気づき。市庁舎デザインと女性の参加

日本にゆかりがある英国人カズオ・イシグロ氏がノーベル賞受賞とのニュースで多くの日本人がうれしく感じたと思います。私にとり文学は全くの門外漢です。別の視点からのコメントです。

市庁舎のデザイン哲学についてです。1971年スウェーデンに留学し、受賞記念の宴会が開催される場所はストックホルム市役所です。1910年代、スウェーデンの代表的な建築家エストべりがデザインした市庁舎ということで、留学中、見学に何度も足を運びました。ノーベル賞の受賞記念ディナーが市役所のホールで開催されることはすばらしいです。日本の市庁舎ではそのようなイベントはありませんし、またそのようなデザインになっていません。「市庁舎」の役割がなんなのか、ということを日本の多くの市長や市議会議員などが考えるヒントになると思います。私の知りうる限り日本でそうした発想で市庁舎のデザインをしたところはありません。

次に、パーティでの女性の参加です。参加者の基本単位は男女のカップルです。また、エスコート役の役人も、デザインされた制服を身に着けた女性が半数いることに気づきます。日本のパーティにはないやり方です。ノーベル賞の嬉しい報道に加え、こうした宴会の方法についても気が付くべきです。

授賞式の会場のインテリアデザインも素敵です。緑、花、大道具としての彫刻のようなオブジェなどが配置されています。日本の公式の式典にはない方法です。日本の授賞式ももう少しデザイン性も配慮してはいかがかと思います。

ノーベル賞のニュースもこのような視点で見るとまた楽しいです。

 

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