港区2003年と2023年教育委員会の成せる行動の比較

2003年秋、(翌年2004年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育長I氏が突然飯倉小学校廃校を宣言。区長である私は一切指示を出していません。「廃校」は必ず政治課題になります。背後に原田に恥をかかせようという力が働きました。教育員会は政治から独立した組織ですので、私は、教育委員会の決定を追認するしかありません。

2023年秋、(翌年2024年6月は区長選挙を控える微妙な時期)教育委員会が突然中学生のシンガポール修学旅行を発表しました。明らかに区長選挙対策です。しかも、この決定プロセスは与党の自民党にも事前に報告、相談もなく、当時の自民党幹事長O氏はカンカンになって怒ったそうです。さらに、就学旅行の生徒一人当たりの予算単価は60万円。同時期、私は国際会議でシンガポールを訪問しましたが、最高級リッツカールトンホテルに泊まっても27万8千円です。予算書見たら企画料5000万円と記載されていました。海外視察豊富な体験に基づくと法外な金額です。港区と旅行会社との癒着が疑われても仕方ない予算額です。教育委員会は「中学生に国際化対応を学ばせたい」との主張でした。私は3度の海外留学経験がある「国際人」を自負していますが、区長時代、一部の議員や幹部職員から「外国かぶれ」などひどい差別的な言葉を浴びせられました。嫉妬やっかみの類でしょう。私からすると今更何ですか、と言いたい気持ちです。

都議会で女性活躍の活発な質疑

 12月10日東京都議会で「女性関連施策」について活発な議論がありました。働き方、トイレの混雑などについてです。好ましい様子と思います。以前も書きましたが、半世紀前スウェーデン、アメリカでインターンとして働いていた時、5時で全員が帰宅し、残業で残る方はゼロでした。イギリスの大手企業英国石油(BP)社に就職した私の後輩は上司から「家族を大事にしろ(残業しないでさっさと帰宅し家庭サービスをしろ)」」とお説教されたと本人から聞きました。

 私の本職は建築家です。自らの設計の際、また、公共事業で意見を求められた際、女性の働き方の観点から意見、助言をします。いくつかの事例です。まず、階段の手すりについて、女性のプライバシー保護の観点からの設計になっているか?プライバシー配慮に欠如した階段の手すりの設計が多いです。見上げるとスカートの中が丸見えになる設計が多いです。2番目に、トイレの数について、女性は、男性と比較し、トイレでの所要時間が長いです。男性トイレよりも多めに、かつ、少しゆったり目に設計しなければなりません。また、プランニングの際、安全面への配慮も必要です。3番目に床材について、デザインに凝り過ぎ、御影石でピカピカに磨き、鏡状の床材を見かけます。スカートの中が丸見えになります。4番目に家具について、昔の価値観の男性が偉そうにそっくり返って座るようなデザインの椅子は女性に不向きです。5番目に、工事現場について、女性の監督員、女性の作業員のために、女性用トイレ、女性用更衣室、休憩室が必要です。

 以上のような指摘をすると多くの方はポカーンとして、原田は何を言いたいのか?という顔をする方が多いです。建築界も女性の参画の観点から見ると改革をしなければならないことが多いです。

ナベサダ福岡県築上市で公演

ジャズの第一人者のナベサダが福岡県築上市の音楽ホール(ハイヴィジョンホール)コマーレでリサイタルをしたとご自身のフェイスブックに投稿がありました。うれしかったです。その音楽ホールは30年前、私が設計した建築物です。400人の小規模な音楽ホールですが、音響性能は九州一と思います。現町長新川氏と面会しましたが、「音響性能が良いので近隣の地域の皆さんからも使わして欲しいと多くの依頼があります」とのことです。

近くに航空自衛隊の築城基地があり、ジェット戦闘機が轟音出して離発着します。また、1時間に一本程度、日豊線の特急が椎田駅を通過する際、汽笛を鳴らし高速で通過します。その際の騒音、振動はかなりのレベルです。音楽ホールはジェット戦闘機や特急列車の騒音も跳ね返しています。実は音響設計はNHKが担当してくれました。今となってはNHKに感謝です。

外観はオランダ風にして欲しい(運河が張り巡らされた町づくりをしたい夢をお持ちでした)と当時の町長の要求でした。たまたま偶然ですが、当時、私の事務所にオランダ人の建築家(名門デルフト工科大学卒)が二人いましたので、私が作成したスケッチを見せ、彼らに確認したら「オランダ風です」と言ってもらったので安心しました。30年経っても大切に使っていただいていることに町の皆様に感謝です。

運転免許高齢者講習、鮫洲で

2年前のことです。運転免許高齢者講習に東京品川にある鮫洲運転免許試験場に行ってきました。結果、認知症の可能性はなし、運転技能も問題なし、という結果で一安心しました。運転は、都心住まいですので車を持たず、地方出張の際レンタカーで運転する程度です。

鮫洲運転免許試験場での驚きです。職員のマナーが一流ホテル並みです。入口に入ると、数人のスタッフがおり、「高齢者講習に来ました」と言うとスタッフが「エレベーターで4階に行ってください」と則案内。4階ホールに到着すると、同様、数人のスタッフがおり、所定場所まで案内してくれました。講習も丁寧でした。五つ星のサービス内容です。試験場の建物は明るく良い雰囲気でした。建築家の目から見て素晴らしい建物と評価します。

警視庁運転免許センターから高齢者講習の案内はがきを受け取った際、以前講習を受けた目黒にある民間の日の丸自動車教習所が講習場所の一つとして記載されていたので、日の丸自動車に指定の時間に電話しました。話し中で、しばらくして電話すると「本日の申し込みは終了しました」と録音が聞こえてきます。講習申し込みは、今の時代なら、ファックス、メールでの対応もありと思いますが。あるいは、電話回線を増やし、申し込みの対応を親切にすべきとおもいます。民間の教習所ですが、不親切な印象でした。公設の鮫洲の方がはるかに親切、丁寧でした。官民格差の逆転現象!


デジタル、ニッポン苦境

2025年11月28日の読売新聞記事に「検証 デジタル、ニッポンの苦境」という記事で、一橋大学名誉教授野口悠紀雄氏と経産省若手新政策プロジェクトリーダー津田通隆氏のインタビューがありました。野口氏は「2000年頃起きたIT革命の変化について行けなかった」その原因の一つは「大学における研究や教育体制が旧態依然」と指摘。また、企業もデジタルでビジネスモデルを変革しようという動きは盛り上がらなかった」その原因として「日本の企業文化は保守的で、長期雇用と内部昇進を重んじ、外部からの新しいアイデアや革新的な技術を取り入れるのが遅れがち」と指摘しました。私は全く同感です。欧米の大学の弾力性、企業も大学も5年から10年で退職、転職する文化がありますが、日本は保守的、固定的、閉鎖的です。これでは国際競争に勝てません。

 また、津田氏は「2035年、日本のデジタル赤字が最大45兆円に達する」と指摘しました。

 ものづくりが得意な日本ですが、物作りに拘り過ぎました。デジタル技術分野にも優秀な人材がいるはずです。それを生かしきれない、リーダーの存在が問題です。

 10年近く前、ジョージタウン大学の名誉教授と会話しました。ジョージタウン大学は外交官などを育てています。授業内容を聞いて驚きました。国際法などの授業の他、技術政策の授業があるとのことです。G7等の主要国首脳会議で、最近は環境やIT等について議論します。すると外交官もそうした知識を持っていないと激しい意見交換について行けません。日本では外交官の多くは東京大学法学部出身ですが、東大法学部で「技術」に関しての授業があるのか不明ですが、おそらく、昭和の時代の講座が主流と思います。

ルーブル美術館展示品盗難事件、かつてルーブルを訪問した経験から感じること

ルーブル美術館で高額、重要な美術品が盗まれました。容疑者が逮捕され、事件の真相が解明されることを祈っております。

港区長時代、フランス外務省の招きでパリを訪問しました。港区南麻布にあるフランス大使館建替えの設計者を選ぶ設計競技の審査員を仰せつかりました。その時、フランス人の知人から「ルーブル美術館館長に会ってほしい」とお話があり、驚きました。世界トップの美術館の館長に会って欲しいとは!実は、当時、港区の廃校となった学校を活用し、ルーブル方式の絵画教室が開催されていました。そうした事情があったのかもしれません。

館長への訪問ですので、ガラスのピラミッドの正面入り口でなくスタッフ用の通用口から入りました。目立った位置でなく、驚いたのはセキュリティのスタッフもおらず、簡単な手続きで入館しました。率直なところ、世界のトップの美術館としては、正門の警備は厳重ですが、通用口の警備が甘いのではと感じました。館長としばし会話し、「せっかくの機会ですから特に見たい美術品があれば広報部長に案内させます」とのことで有名な美術品を数点案内いただきました。

その後、OECDに向かい日本部長(アメリカ人研究者)に面会しました。OECDの入口には機関銃を持った警備員がおり、入館には空港と同じセキュリティチェックがありました。直前、OECDが日本政府に都市政策勧告書を発表、特に東京の都心政策は港区の政策と密接に関係するので、勧告書の内容について日本部長にヒアリングすることが目的でした。

伊東市長の経歴詐称問題

伊東市長田久保真紀市長が「東洋大卒」と経歴を偽ったとのことで伊東市のみならず全国区で問題、話題になっています。経歴詐称をする人物が政治家、首長であること自体が問題で、ニュースなどを見ていると、市民に対しごまかしごまかし延命を図っています。こうした人物が首長でいることに不快と残念な気持ちです。また、こうした人物を選んだ市民にも何らかの責任があると言えばあると思います。

1995年東京都知事に当選した青島幸男氏はおふざけ気分、冷やかし気分で立候補し、本人は当選する気持ちも都知事をやる気もありませんでした。しかし、多くの都民は騙され、また、人気投票のごとく青島氏に投票しました。青島氏は都政のことを理解せず、副知事や局長はやりたい放題だったと当時の副知事から話を聴いたことがあります。

田久保市長は、恥じる、という気持ちが無い方なのでしょう。また、地位にしがみ付くタイプ(こういうタイプの方は結構多いですが)なのでしょう。また、他人に卒業証書なる物を見せたとのことですから私文書偽造です。

私の港区長時代、港区議会にも口から出まかせで行動している議員が若干いました。一例ですが、当時の民主党幹事長で70歳台のベテラン区議Y氏は、都政新報社の人物名鑑によりますと「東京高専卒」と記載されていますが、私には堂々と「俺は早稲田の政治経済学部と千葉大学工芸学部卒だ」と横柄な態度で発言しました。大ぼら吹きの類です。この程度の人物が港区議、しかも民主党の幹事長でいることに残念な気持ちと不快な気持ちでした。助役、部課長達は、この人物に対し「先生、先生」とぺこぺこ。その程度の港区政でした。港区政の現実です。

大分昔のことですが、大阪都島工業高校卒の人物が東京医科歯科大学の合格証明書を偽造し、周囲に二浪して東京医科歯科大学に入学したと嘘をつき、その後、東京医科歯科大学の内科分野の論文に自分の名前を張り付け、周囲に見せ信用させ、私文書偽造で立派な犯罪ですが、挙句の果てには、奨学金が止められたので金を貸して欲しいと詐欺事件でした。こういう輩が周囲にいますので要注意です。今はどうしているのでしょう。嘘をつき続けているのでしょう。

数年前はフジテレビだったかショーン・ケンなる人物がハーヴァード大学院卒という触れ込みでコメンテータとして出演し、すぐ嘘の経歴がバレ、雲隠れしました。今はどうやって生活しているのでしょう。

私事ですが、私自身、3度の海外留学経験と博士号など資格を持っており、経歴詐称を疑われてもおかしくない風変りな経歴ですが、全て本物です。国会図書館には私の博士論文や複数の拙著が蔵書として存在します。博士号も修士号(ライス大学の修士号は厚手のヒツジの皮で作られています)も手元にあります。拙著18冊、12本の審査付き学会論文、6本の新聞論説記事(毎日、読売、朝日)、400本の論文・エッセイの原本かコピーも手元にあります。

第17回バルカン地域建築学会、ルーマニアで開催

第17回バルカン地域の建築学会がルーマニア、ブラショヴ市にあるトランシルヴェニア大学で9月22日、23日に開催されました。私は論文の審査員を仰せつかっております。自ら2本の論文を提出、発表しました。今回24本の研究論文の発表がありました。昨年、16回大会がギリシャのテッサロキ市のアリストテレス大学で開催された際も多くの女性研究者が発表し、驚きと共に女性研究者に対し敬意の念を抱きました。今回も女性研究者の発表が多く、改めて驚きました。日本の建築学会や土木学会では、発表者のほとんどが男性研究者です。

印象に残った発表を紹介しますと、一つはパブリックスペースの研究で東京の渋谷区内にあるユニークな公衆トイレの研究、二つ目は、震災後の避難所で政府の避難所設置基準と実際の避難所の状況分析で理論と実際の乖離の研究、三つめは、有名は小説に記載された建築・都市空間の分析についてです。

私は、宮大工と共同論文でデジタル技術を活用した日本の歴史伝統木造建築(寺社)の保存方法について報告、一般論と事例研究(大本山永平寺と福井県越前市にあるユニークな屋根を持つ紙を祭る大瀧神社の紹介)を報告しました。世界最先端の研究です。

訪問したブラショヴ市は首都ブカレストから北へ車か列車で2時間半の位置に立地し、人口30万人の古都です。近くにはドラキュラ伯爵伝説で有名はブラン城があります。街は野球場程度の広場と教会、旧市庁舎があり、広場の周囲は商店が軒を連ねています。周辺含め無電柱で、建物には花が飾られ、商品は豊富です。大勢の市民が行きかう活力溢れる様子でした。ルーマニアはEUの中では統計的に経済力は上位でありませんが、市民生活は豊かな印象を抱きました。

トランシルヴェニア大学では私が建築家であることと、2人の宮大工を同道したので、特別の計らいで木工・家具学部を学部長の案内で見学させていただきました。広い教室と実習室で、木材の特徴を学び、家具のデザインを研究し、日本の大学には無い授業内容です。

ブラショヴ市近隣のリゾート地(スキーで有名)に案内された際、そこにはルーマニアのマラムレシュ地方の木造教会のコピーが建設中で、マラムレシュから来た大工の棟梁と会話しました。言葉は通じませんが、手振り身振りで会話しました。

ぜひルーマニアを旅してみてください。

国際建築アカデミー総会ローマで開催

国際建築アカデミー(International Academy of Architecture、略称IAA)の総会が、パンデミック後5年ぶりでリアルでローマで開催されました。会長、評議員、教授、アカデミシャンなど新たに選ばれました。会場はムッソリーニ時代に建設された新都市EURにある自然科学博物館内の会議室です。ローマ市役所の幹部、イタリア政府文化省の幹部の挨拶がありました。

IAAは1987年、元UIA(国際建築家協会)会長、元ソフィア市長のストイロフ氏の尽力で、当時の世界で活躍する指導的立場の建築家がソフィアに集まり、ブルガリア政府、ソフィア市役所などの支援で設立されたアカデミーです。トリエンナール(3年ごとのイベント)を開催し、世界中の建築家が建築作品のパネルを展示し、意見交換しました。また、若手建築家の養成にも尽くしてきました。

数年前ストイロフ会長が亡くなり、また、パンデミックが発生し、しばらくリアルの活動が困難になりましたが、後を継いだイタリア人建築家、スキアッタレーラ氏と事務局のマリーナ女史の尽力でリモートで活動を継続、今回、リアルの総会が開催されることになりました。アメリカ、ロシア、フランス、スロバキア、ポーランド、トルコ、ケニヤ、ギリシャ、ノルウェイ、ヨルダンなどから30名ほど参加しました。基調講演は今話題のノルウェイの建築事務所ソネヘッタのソーセン氏が話題の建築作品について講演しました。氏は渋谷の東急デパート後の再開発や北海道のリゾートホテルを設計し、日本でも人気のある建築家です。

私は長年、アカデミーの評議員、教授として、微力ながらIAAの活動のお手伝いをさせていただきました。今後のアカデミーの発展を願うと同時に、日本の、特に若手建築家がこうした国際舞台で活動することを期待します。

港区役所高齢者支援課は高齢者虐待課?!

港区役所は70歳以上の高齢者に公衆浴場利用券を52枚(1週間に1度は銭湯を楽しんでください)郵送で配布しています。私もこの数年銭湯を楽しんでおります。今年の春郵送された入浴券(サイズは7㎝×3㎝)に問題がありました。

昨年までは券の切れ目を折り曲げ封筒に入っていました。折り目通り入浴券を切り取ればよかったのです。今年も同じと思い、折れ目で切取り銭湯に持っていったらご主人から「切れ目が違う」と言われ戻されました。その際、ご主人から港区役所からのメッセージの紙片を渡されました。港区役所高齢者支援課曰く「破損した入浴券を取り換えたいなら港区役まで来てください」と書かれていました。港区の紙片がご主人から渡されたということは、入浴券の折り目と切れ目が異なり、入浴券を破損した高齢区民が相当数いるということです。

間違いの原因は港区役所の高齢者支援課にあります。私は高齢者支援課の担当職員Y氏に電話しました。「担当者のミスで入浴券を破損し、原因は港区側にあります。高齢者、障碍者に入浴券を新規に取り替えたいなら破損した入浴券を区役所(本庁舎)まで来いとうのは問題であり、サービス精神に欠けている」と伝えました。Y女史曰く「金券ですから取りに来てください。」と説明。自宅から本庁舎まで交通費もかかるし、時間も要します。

区役所側のミスですからまずは謝罪するのが先です。また、区役所まで交換しに来いではなく、「郵送という手段で交換もできます」と説明しました。私は思わず「英語で公務員のことをパブリック・サーバント、つまり、市民に奉仕する召使という意味ですよ」と伝えました。こうしたサービス精神に欠けた区役所職員は民間企業では使い者になりません。私は足腰元気だからよいですが、杖を利用する高齢者や障碍者などは単独で本庁舎まで行くのは困難です。高齢者支援課でなく、高齢者虐待課と言っても良いかもしれません。

私が区長時代、「笑顔で、迅速に、賢く(3S運動と称しました)」区民サービスをしてくださいと何度も訓示しました。武井区政になり、武井氏自身、サービス精神が何たらるか理解していなかったのでしょう、サービス精神に関する職員への訓示、指導は無かった結果かもしれません。