地方自治の指導者のお一人、元東洋大学長磯村英一氏から直接聞いた話です。「市庁舎、地方自治は神聖不可侵、敗戦後の実話」をある勉強会で聴きました。「敗戦後、渋谷区長を務めた際、米軍の将校がジープで焼け野原に残った渋谷区役所に来訪。(おそらく接収可能な建築物の調査中)爆弾に生き延びた建物が目をつけられたのでしょう。米軍の将校は、この建物を接収すると磯村区長(年齢はおそらく40歳前後)に命令しました。「ところでこの建物は何か?」と米軍将校が磯村区長に質問しました。磯村区長は「City Hall」と英語で回答しました。(対応誤れば射殺される恐れもあったでしょう)そしたら米軍将校の態度が一変。City Hallは「市民」にとり大切な施設。接収命令は破棄します。失礼しました。と占領軍の将校が磯村区長に敬礼しその場を去りました。「市庁舎は神聖な場所と悟りました。」との内容でした。つまり地方自治、市民自治は占領軍も敬意を表する対象であり、その象徴としての市庁舎は神聖な場所という理解です。地方自治体の公務員、市議会議員は磯村先生の話を心に刻み仕事をする必要があります。
市庁舎は神聖不可侵、敗戦後の実話、磯村英一氏の話
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