日経新聞主催の官民連携と地方創生シンポジウム、有意義でした。

1月22日日本経済新聞社が主催し、官民連携と地方連携で実現する地方創生のシンポジウムに出席しました。知人からのお誘いでした。大変有意義な内容でした。特に印象に残ったのは山形県知事吉村美栄子さん、山形市長佐藤孝弘さん、米沢市長中川勝さん、山形女将さん会会長川﨑禮子さん、新庄青年会議所副理事長橋本一馬さんの山形新幹線が在来線でなく奥羽新幹線として高速鉄道にしたい、そのため福島と米沢間のトンネル整備が必要との訴えでした。私は山形県内の自治体に毎年2,3度訪問しますので納得です。サクランボなどおいしい果物、温泉、歴史ある寺社など素晴らしい観光地があります。

その他、地方都市で岐阜県各務原市、岡山県玉野市が地域活性化に関わった企業、ニトリ、アルビオン、三井E&Sホールディングスが表彰されました。地方の都市が頑張りすばらしい成果を出されるのは結構なことです。

欧米では大都市と地方都市がそれぞれ役割の中で頑張っています。私が最初に留学したアメリカ、オハイオ州のウースター大学、オハイオ州の人口2万人の小さな町にある1300人くらいの小さな全寮制の大学ですが、世界中、そして全米の各州から学生が集まっていました。日本の地方の大学や地方自治体が東京に人材を取られると不平不満を言う前に若者が集まる政策を創り、地域活性化をすべきと思います。ヨーロッパも人口800万のスウェーデン、500万人のフィンランドなど小さな自治体がそれぞれ特色を出しながら頑張っています。

話変わりますが、港区長時代、読売新聞社主催の都心居住シンポジウムが開催され私がパネリストに招かれました。私は区長就任前、港区の定住促進研究会会長を務め、また、諸外国の都心居住の研究をしていた経験から相当なデータを個人的に持っていました。そういう点でパネリストの候補者の一人として適任者かと自負しました。大いに諸外国の事例などご紹介させていただこうと思いました。すると、なぜか港区議会のベテラン区議が私に対し「なぜ出るのか(怪しからん)」とイチャモンを言ってきました。そうした知識を持つ専門家で首長だから声がかかったと思います。ご本人がそうした専門知識を理解できないのでしょう。ご本人は自分の口で、「俺は早稲田の政経卒、千葉大の工芸卒」と発言していましたが、ご本人から学生時代の昔話は無し、本当に大学に籍を置き、通っていたのか??の気持ちを抱きました。首長は自分の言葉で自分のまちの将来像を饒舌に語れないといけません。そういう能力、思想、知見は必須です。

 

 

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