元TBS記者のレイプ事件。メディア人として適格性に欠く。

元TBS記者で、ワシントン支局長を勤めた山口敬之が伊藤詩織をレイプしたとして訴えた民事訴訟で、東京地裁は訴えを認め山口に損害賠償の支払いを命じました。一方、山口は逆に名誉を棄損されたと伊藤を訴え1億3000万円の損害賠償を求めました。それは棄却されました。

驚きは山口のメディア人としての意識の欠如です。レイプして、被害者から訴えられ、事件が公にされ自分の名誉が傷つけられたと逆に被害者を訴えたことです。TBS記者で、しかもワシントン支局長という重要なポストについていた方とは思えない行動です。報道記者で、ワシントン支局長であれば、日米の政治問題から広く世界の政治問題まで、ワシントンから日本に様々な事件を伝え、時には偉そうに日本政府やアメリカ政府を批判したことでしょう。メディア人として適格性に欠く人物と感じました。一方、この程度の人物がTBSの重要な役割を担う記者だったわけです。

TBSは社として元重要な地位の社員がこのような反道徳的、反社会的行動をしたことに反省の発言をしたのでしょうか?報道番組を見るたびに、社会経験、基礎知識をきちんと持っているのだろうかと思えるキャスターなどが、事件に関し、偉そうに評論家然としてコメントすることに不快な気持ちで聞いておりました。CNNなどアメリカのテレビのニュース番組を毎日視聴していますが、キャスターはキャスターで、偉そうにお説教のようなコメントはしません。ゲストを招き、コメントさせています。日本のテレビ局は芸能人になったような気分で報道をしている女子アナ(場違いと思います)やアメリカの外交専門大学院のフレッチャースクールやジョージタウン大学大学院の政治コースの修士号や博士号を持ったかのように偉そうなコメントをするキャスターの報道を聞くたびに不快な気持ちにさせられます。

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