ニューヨーク市のテロ事件、市長の存在感

9月17日ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区でテロ事件がありました。日本のテレビや新聞報道、CNN報道(毎日見ております)を見ていると、デ・ブラシオ市長が記者会見に出て、事件の状況、市長としての見解を頻繁に述べています。日本では大事件があっても市長の存在感はゼロです。アメリカは自治体警察です。ニューヨーク市役所の中に警察部があります。警察の指揮官は市長です。ですから、社会的に注目される事件が発生すると直ちに市長が記者会見をし、事実を市長が発表します。市民も事実を知り、市長の姿勢を理解します。

日本では警察発表(最高幹部でなく実務担当者)を聴くだけです。また、本部長などの幹部は滅多に市民、県民の前に現れません。文化の違いのなせる業です。もし、日本の市長がアメリカの市役所のように警察を指揮監督するとなると、私の経験に基づくと、不正、利権の巣となったり、下手するとやくざの親分が市長となり警察を指揮するようなことになる恐れがあります。まだまだ日本の地方自治は遅れています。

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