石原元都知事と東京都議会百条委員会、マスコミの狡さ

この春の東京都議会で豊洲移転問題について、百条委員会を設置し石原元都知事を参考人として呼ぶことになりました。私はかつてのロッキード事件で田中元首相をたたいた事件を思い出し、重なりを感じました。田中元首相が絶頂期の時は、マスコミも政治家も田中首相の批判は一切しませんでした。田中氏が失脚し、ロッキード事件で騒がれると一斉におぼれた犬をたたくような田中バッシングが始まりました。マスコミは卑怯です。首相になる前から様々噂があった方ですから、その時に批判、追求記事を書くべきでした。

石原元都知事も同様です。現職の時、週に2度しか出勤しませんでした。1日は記者会見の日ですから実質勤務は週1日。後で知ったわけですが、現職の時一般紙は一切そうした報道しませんでした。また、豊洲への移転についても、現在記憶に残っている批判記事はほとんどなかったような記憶です。ファーストクラスで奥さんや秘書たちを連れ豪遊したことも一般紙での批判がなかったように思います。少なくも問題指摘のキャンペーン的記事はなかったと思います。ところが石原さんが辞めてから問題があぶりだされ、石原さんに批判記事を書くのは卑怯な方法です。石原さんが現職で、エネルギー全開の時に、ガンガン問題指摘をすべきでした。強い権力を持つものを批判できないマスコミはマスコミでありません。私は石原さんと比較し弱者、新人、若造ですからマスコミの攻撃対象になりました。いずれその体験を書きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です