アメリカ連邦政府住宅都市開発省長官人事

日本の国土交通大臣とほぼイコールのアメリカ連邦政府住宅都市開発長官の人事についてです。予算規模5兆円、職員数8000人の規模です。

オバマ前大統領の時は、ショーン・ドノバン氏でした。就任時43歳。前職はニューヨーク市役所住宅委員会委員長(アメリカの自治体では、教育委員会、公安委員会などのように、部局ごとに委員会が設置され委員長が行政のかじ取りをする仕組みです)を務めました。公共住宅の供給に辣腕をふるいました。東京都庁なら43歳ですと早い出世の方でも統括課長です。(それでも立派ですが)。学歴は、ハーヴァード大学ケネディスクール(公共政策大学院)と建築大学院と2つの修士号を持っている専門家です。住宅都市開発長官にう適材人材と思いました。

トランプ大統領はベン・カーソン氏を長官に任命しました。(黒人、65歳、脳神経外科医。イェール大学学部卒、ミシガン大学医学大学院博士課程卒、大学院時代、猛勉強をしたそうです)脳神経外科医としての実績で多くの名誉博士を授与され、また、2008年に民間人として最高栄誉の大統領叙勲を受けました。2015年に共和党のデトロイト地区から大統領選の候補に指名されました。住宅都市開発長官のポストはカーソン氏の専門領域からすると異なりますが、住宅政策、都市政策は広い意味で健康、福祉に強く関係します。カーソン氏の今後の活躍を期待したいと思います。

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